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ルナティックドーン
LUNATIC DAWN
株式会社ARTDINK
 
評価       各作品の攻略 


シリーズ全般の評価 ……90点(あるいは−15点して75点)。
 ルナティックドーンLUNATIC DAWN(ルナドン、LDなどと略される)シリーズはアートディンクの看板タイトルであり、看板にふさわしいだけの面白さをもっています。
 ファンタジー世界の冒険者の一生をロールプレイする、というゲームですが、「自由な冒険」をうりにしており、冒険の軌跡に対する制限はほとんどありません(もっとも、UOなどとちがい、冒険者以外の生活を送ることはできませんが)。世界を救う大英雄、世界を破滅させ引き千切る悪魔、けちなコソ泥、うだつのあがらない下っ端冒険者。どんな人生を送るのもプレイヤー次第なのです。
 製作者の用意した一本道(あるいはせいぜい十数本道)のシナリオをなぞるだけ、だった10年前のゲーム界では革命的な作品でした。また、日本で初めてのハードディスク専用ゲームでした。ゲーム1本が1〜3Mb(FD数枚。大きなゲームでも「オープニング・エンディングディスク」「システムディスク」「データディスク」の3枚構成が一般的だった時代)が当たり前の時代に、20Mbのゲームで、セーブデータひとつ増設するたびに6Mb必要、というのも、革命的(というか暴力的 w)なゲームでした。
 現在のキャラの人生に飽きてきたら、子どもに跡を譲って、新たな人生を歩むこともできます。世代交代を延々繰り返して、永遠にプレイすることも可能です(ただし第2作目だけは世代交代ができません)。

 派手なアクション性やスピード感あふれる展開は期待できませんが、腰を落ち着けてじっくりと遊ぶのに向いた名作です。さすがシミュレーションの大御所アートディンクの作です。

 最後に、なぜ評価が「あるいは−15点」なのか、の説明です。
 ルナティックドーンの発想はすばらしいもので、90点はこの発想とそれを実現したシステムに対して与えたものです。ですが、「もうちょこっと改善すれば…」・「おいおい、こいつはベータ版かい」的な(システムとゲームバランスの2つの面での)ツメの甘さが各作品の足かせになっています(「前途」シリーズは別です。三作品ともバランスがよく、バグも少なく、完成度は高いです)。
 あと、第1作「ルナティックドーン」と第7作「第三の書」以外は、すべて1プレイに長い時間がかかる、という欠点があります。ダンジョンにもぐっている間は一切セーブができない上に、このゲームの戦闘は「弱い敵とたくさん戦う」という単調作業を延々くり返すタイプなので、一度ゲームを起動したら、(PCの性能にもよりますが)30分か1時間は続けないといけなくなります。「学校に行く前に、ちょっとだけ遊ぼう」という楽しみ方はできないシステムになっているのです。
 この2点から−15点を与えました。
 その他細かいところは各作品ごとに紹介します。



各作品の攻略&評価

 ルナティックドーン  (評価 70点)

 ルナティックドーン2  (評価 85点、Windows版90点)

 開かれた前途  (評価 75点)

 前途への道標  (評価 99点!)おすすめ

 ルナティックドーン3  (評価 30点)(工事中)

 ルナティックドーン4(未プレイ)

 第三の書  (評価 85点)(工事中)



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