「e-play」という名前でデザインされたシステムが採用され、ネットにつなげる時間の短いプレイヤーにも優しいシステムです。もちろん、まったくネット環境がない人でも問題なく楽しめる設計になっています。
今作の最大の特徴は、1.他のプレイヤーとのアイテムトレードや2.「fixワールド」という他プレイヤーの世界ファイルを訪問可能な異世界として取り込める機能、それから、3.CO(椎王)カードという新しい魔法システムです。
1.トレードは簡単&安全。アートディンクのトレード専用サーバーに交換希望を添えてアイテムを送り付けるだけ。取引相手が現れれば、あなたがオフラインでも、トレードサーバーが交換をおこなってくれる。『DIABLO』や『PSO』のように、相手とリアルタイムで交換する必要はない、というすぐれもの。
セーブデータがすべてクライアント管理だというのに、チートアイテムやデュープアイテムの話を聞かないという、稀有なゲーム。プレイ人口が少ないからでしょうか?
2.現在の自分の世界を、プレイヤーキャラクターをのぞいて、まるごと「fixワールド」という形で切り出し、ネット上で配布することができる。このファイルをダウンロードして(このときだけネットにつないでいればOK)、実行すれば、訪問可能な平行世界として、いつでも訪れることができます。(ゲームをアンインストールしたり、返却アイテムの持ち出しなどで「世界破滅」イベントを起こせば訪問できなくなる。当然か^^;)。「天下一武闘会開催日前日」や「地方最強モンスター出現直後」などのfixを配布しているサイトもたくさんあります。
3.前作までの、魔法をアイテムという形でアイテム欄に持つ、という形式は廃止されました。代わりに、「COカード」という形で、アイテムとは別に保有します。魔法はこのカード(とマナ)を消費してキャストされます。基本魔法のカードは寺院で売っていて、値段も安いので、基本魔法には事欠きません。これ以外にも、モンスターを倒したときに、とどめを魔法で刺せば、そのモンスターがカード化されて手に入ります。他プレイヤーとトレードしたとき、受け取るアイテムをカード化して受け取ることもできます。貴重なカードは、いいトレード物件にもなります。今回は、このカード集め、という要素が面白いです。世代交代をしても、カードは引き継がれるので、何世代もかけて徐々にカードを集めていく楽しみは、コレクター魂を刺激します(一世代では4分の1も集まりません。コンプリートした人、というのを聞いたこともないです。このカード資産がそのままゲームのやりこみ度のメジャーになります)。
今作では、セーブ・ロード機能はなくなり、すべてオートセーブになっています。ゲームを終了すると自動的に保存され、再開すると、前回終了したところから始まります。おそらくネット対応になったので、アイテムのデュープや宝くじ賞品の不正獲得(1等が当たらなければロード♪ ←チート行為です)を防ぐためでしょう。一応セーブデータの退避は可能ですが、保存ファイルからロードするためには再インストールする必要があります。また、PCがフリーズするだけでセーブデータが破損し、一からやり直し(退避していれば、そこから復帰できます)ということになります。ちょっとこれはシビアです。退避を知らなかったために、1stキャラは、これでロストしました。一度のフリーズで、20年近くのプレイがすべておしゃかになりました(T−T)。セーブデータの退避はおこないましょう。
恣意的なロード不可、の割に、ゲーム難度は高くなっています。「死亡したらロードして…」というプレイが困難なので、慎重で安全な行動が要求されます。こういうロードのできないゲームでは、「死亡したらペナルティ付きで復活」というのが一般的ですが、『第三の書』では容赦なくゲームオーバーです。死亡したら、新しいキャラクターで新しい人生をやり直してください。ただしセーブデータを退避していれば、そこから復帰できます。
※トレード後に、トレード前のデータに復帰することは、おこなってはいけません。デュープ行為とみなされ、退避した時点以降にトレードしたアイテムはロストします! トレード相手に迷惑がかかります。トレード後は、以前の退避したデータを破棄し、新しく退避データをとりましょう。
○最初は「宅配」・「買物」依頼で稼ぎましょう。敵に出会ったら、即座に逃げましょう。「護衛」も敵に出会わなければおいしいですが、危険なこともあるので最初は避けた方がいいかもしれません。
○お金が貯まったら、訓練と装備の購入です。能力値の下に表示されるバーが経験点です。右端まで一杯に伸びた状態で能力値10点分です。
○「宅配」・「買物」に飽きてきたら、ダンジョンです(^^)。一人でもぐるのなら、HP100以上、「1種類以上の属性(saneかcosmosがおすすめ)を最大まで強化した武器」&盾&鎧&兜&復活アクセサリ(「クラサットリング」か「シバの金腕輪」)を揃えることをすすめます。防具の属性は無理して強化する必要はありません。
二人でもぐるのなら、射程のある武器(両手武器か、射撃武器)を持って、後方から。前列は味方にまかせましょう。仲間は、なるべく善人(属性が左上)でHPが60以上ある戦士系(HPの方がMPよりも高いのが目安)の人を選びましょう。後方にいるのなら、防具は気にする必要はほとんどありません。
○最初は依頼を受けてダンジョンにいきましょう。ネズミ系退治が一番安全です。「ジャイアントラット」「大畑鼠」などです。また、「バット」「ジャイアントバット」「ポイズンバット(名前に反して毒は持っていません)」も楽な相手です。まちがっても「バンパイアバット」「吸血蝙蝠」(黄色いコウモリです)などを相手にしてはいけません。普段はただの硬いコウモリですが、たまに致命傷を与えてくれます。
○パーティでもぐる場合は、側面や背面から敵パーティに接触しないようにしましょう。隊列を立て直す魔法を持っていないでしょうから。
万が一、側面・背面を衝かれたら、いったん逃げ出してから、再び挑みましょう。逃げる場合は、仲間に「逃げろ」命令を出し、仲間が全員脱出するまで自分自身を防御、仲間の脱出を確認してから自分も脱出、です。仲間が残った状態で逃げ出すと、信頼度が激減します。(本当に危地に陥ったときには、仲間を置いてでも脱出しましょう。命あっての物種です。死んでしまっても、ロードはできないのですから)
○戦闘が終われば、モンスターのこない安全な場所で休憩してHP回復をはかりましょう。知力が30まであがれば、「キュアー」の魔法でHP回復もおこなえます。
○全滅しても、「先輩の手紙」を持っていれば、一度だけなら「先輩」が助けてくれます。2度目はありません。自分の命は大切にしましょう(仲間より自分です。仲間は死んでも、いつかは生き返らせることができます。今作では、自己保存を考えないと、即ゲームオーバーです)。
○いろんなダンジョンにもぐって、楽なダンジョンと困難なダンジョンを自分なりに評価しましょう。性能の低いパソコンで、入り組んだダンジョンに行くと、非常に時間がかかります。性能の高いパソコンで罠の多いダンジョンに行くと、たちまち死亡します(w)。それから、最初は、ネズミ退治以外のダンジョンに入るのは大変危険です。ネズミ退治を確認してからいきましょう。
○ある程度強くなった、と感じたのなら、次はライカンスロープ系です。「紅娘」「ケットシー」「ワーウルフ」「ワータイガー」「狼男」「人虎」などのことです。このあたりを相手にするときには、仲間を募っていくのが無難でしょう。
○知力の高いモンスターほど、プレイヤーキャラクターを集中攻撃したがります。HPと防御力が低いうちは、後方に下がるのが賢明です。
○特殊な武器を持っていないときにアンデッドに挑むのは自殺行為です。ほとんどのアンデッドは物理攻撃無効です。
○最初は筋力と敏捷度が重要ですが、知性もある程度訓練しましょう。「杖・棍棒」&「寺院の鎧」で知力をブーストして30まで上がれば、「キュアー」が使えるようになります。戦闘終了後に装備を持ち替えて「キュアー」が使える、というだけで、ダンジョン攻略が楽になります。なお、フィールド上で魔法を使うと、1分が経過し、モンスターが一歩あるきます。モンスターから距離をとって「キュアー」を唱えましょう。
○中盤は、とにかくお金と訓練と知名度を上げることです。
○その国のある都市での名声が半分を超えると、毎年首都である時期に開かれる「王立商店」に招かれるようになります。「王立商店」の武器防具はとても強いものばかりです。「王立商店」の開催時期は、国によって異なります。だいたい「建国記念日」(宝くじか買える日)の半年後あたりです。詳しくは、下のイベント集を参照してください。
おすすめはガルズヘイム国の「シルバーナイフ」です。前線戦士にとっては、最終装備品たりえます。それから日倭国の「黄金兜」です。これがあればランプいらずです。ヴァーラクシャ国の「暗黒の弓」や「ヴィーザルブーツ」は仲間に持たせるアイテムとしてすぐれています。
○4で割り切れる年の3月3日に出現する「妖精国」も魅力的です。ですが、妖精国のアイテムは装備条件が厳しいものが多いので、まずは「王立商店」をめざしましょう。
○「日倭国」の寺院で非常に人口が多いときに店頭に並ぶ「鉄壁の御守り」はアクセサリの中間装備品のひとつです。なるべくパーティ全員に配りましょう。受ける物理ダメージを半減してくれる、非常に優秀なアイテムです(完全防御率も上昇しているように感じます。体感ですが)。「鉄壁の御守り」を装備してくれないときは、「エンゲージリング」や「ポイズンガード」なんて取り上げてしまいましょう(信頼度が高くないと譲ってくれませんが)。
あなたの世界が「日倭国」を持っていないのなら、他人の「fixワールド」を訪れましょう。検索エンジンで「第三の書 fix」で検索すれば、やまほど見つかるはずです。あなたがネット環境を保有していないのなら、友人にダウンロードしてきてもらうのも手です。ほとんどのfixは1M弱なので、FDDに収まるでしょう。(その友人にお礼の言葉をわすれずに! それから、昼食などをおごればなおよし^^)
○パーティメンバーが王立や妖精界のアイテムや「鉄壁の御守り」で身を固めたのなら、そろそろ「討伐」依頼に挑んだり、「地方ダンジョン」にもぐることができます。理想は、「シルバーナイフ」装備の戦士二人以上&「鉄壁の御守り」全員、です。
○「討伐」依頼は、「退治」とちがい、ボスだけ倒せばOKです。たまにボスと同じ種類のモンスターがワンダリングしていますが、近づくまで動かないのが(そして倒したときに依頼達成のメッセージが表示されるのが)ボスです。ただし、まれに討伐対象のボスではなく、ワンダリングモンスターにボスの資格が与えられていることがあります(討伐対象がアツユやワイバーンなどの弱いランクのモンスターの時に発生しやすいようです)。ボスを倒しても依頼達成にならない場合は、ワンダリングモンスターを片端から狩っていきましょう。
○「地方ダンジョン」とは、各首都の上から2番目にあるダンジョンです(一番上は「城の地下牢」のはずです)。何も依頼が発生していないときは、「地方ダンジョン」にはほぼ最強ランクのモンスター(なかにはとても弱いモンスターがまじっていたりします)と「唯一アイテム」がある可能性が高いです。
「唯一アイテム」は手に入れた際に、すでに同じ唯一アイテムを持っていると、自動的にお金に化けます。
○「討伐」依頼や「地方ダンジョン」では、とてつもなく強いモンスターと出会う可能性があります。「勝てない」と感じたら、とにかく逃げ出しましょう。
○私の感じた、初心者にとってもっとも簡単な地方ダンジョンは、「長唐国」の「中華飯店跡」と「ロマール国」の「王族の宮廷跡」、「日倭国」の「割烹料理店跡」です。
「中華飯店跡」はとても簡単なつくりをしている上に、各区画が分けられており、休憩しながら戦えるダンジョンです。
「王族の宮廷跡」は、一見すると複雑なダンジョンですが、ボスの存在する可能性のある部屋が4つしかなく、しかも2つずつ近接しているので、実質2つだけです。また、広くて隔離されているので、ボスの部屋に行くまでに戦闘は1〜2回から4〜5回しか発生しません。もっとも安全で早い「地方ダンジョン」です。初級者パーティでもこなせる数少ない「地方ダンジョン」でしょう。
日倭国の「割烹料理屋跡」もモンスターが少なく、ボスの部屋が少ない楽なダンジョンです。
それ以外にも、「日倭国」の「越後屋」や「マニカパ国」の「青壁の洞窟」、「イルタール国」の「見張り塔」、「ガルズヘイム国」の「忘却された屋敷」のように、構造の楽な地方ダンジョンがいくつか存在します。
○最初のころに気をつけなければいけないモンスターは、メデューサ系・サキュバス系(赤色の飛翔女)・ミノタウロス・天狗系・ドラゴン系です。「シルバーナイフ」を装備したキャラクターが複数いれば、アンデッド系はすべて雑魚です(デュラハン系・グール系はやたらとHPが高いので、時間はかかりますが)。太刀打ちできない敵に出会ったら、逃げ出しましょう。「オートセーブ&全滅すれば即ゲームオーバー」なこのゲームでは、「命あっての物種」です。
○
○低レベル時のパーティプレイ。強いけど射程の低いモンスター対策。
デュラハンのように、攻撃力は高いけど射程の短いモンスターを相手にするときの戦法です。二人あるいはそれ以上のパーティのときに使える戦法です。
前列に一人だけ置き、自分(と他のパーティメンバー)は最後列にいて、自分は前列を防御(他のメンバーは長射程武器で敵を攻撃)すれば、敵の攻撃はほぼすべて射程外回避か完全防御することができます。たまに発生する射程外命中以外はノーダメージで倒せるでしょう。
○仲間に余計なアイテムを持たせない方法&戦利品独り占め
仲間の持っている消費可能なアイテムをすべて譲ってもらい、代わりにクエストアイテム(ゴーストコーツや古びたランプなど)を持たせます。仲間はクエストアイテムを手放すことはないので、これでアイテム欄を一杯にしておけば、余計なアイテムを手に入れて装備されることを防ぐことができます。
すべての仲間にこの手段を講じておくと、戦利品を独り占めできます。
○寿命、年齢について
キャラクターには、「1.表示上の年齢」、「2.肉体年齢」、「3.寿命」が設定されています。
fix世界では肉体年齢のみが増え、表示上の年齢は増えません。
表示上の年齢が40歳を越えると、老化による能力値の低下が始まります。
子どもの生まれる確率は、肉体年齢によって決定されます。fixで長時間過ごすと、表示上の年齢が若くても肉体年齢が進んでいるため、子どもが産まれる確率が落ちていきます。
※以下は経験による推測です。
表示上の年齢が寿命年齢と等しくなると、次の誕生日を迎えたときに死亡します。この場合、fixにいても寿命による死亡を迎えます。(古いバージョンでは、肉体年齢によって死亡しました。fixでは寿命は迎えず、死亡チェックはホームワールドに戻ってきたときにおこなわれました。この死亡の際に、信頼度の高い仲間がいると、不死キャラとなって蘇生するバグがありました)
キャラクターの引継をおこなうと、寿命は再設定されるようです。
○犯罪について
今作では犯罪に手を染めると労せずしてたちまちキャラが最強になるほどローリスク・ハイリターンなバランスになっています。指名手配は犯罪を行ったfixでしか認識されないため、一見このゲームではずるをして手軽にキャラを強くした上に、ペナルティを負うこともないようにみえます。
ですが、犯罪歴は世界に刻み込まれ、歴代指名手配日数などの形で消えずに残るため、一度でもずるをすれば他のプレイヤーに見える形で残ります。
ずるをして強くなった過去がいまでも残っていて恥ずかしい? でも大丈夫、そんな時はこう言いましょう。「ガードをカード化するために仕方なくやったんです」
実際、キャラ強化のために犯罪を行うとすぐにゲームがつまらなくなって引退することになりますので、現在でもfixを公開しているようなプレイヤーの多くはガードマンをカード化するために指名手配になっている人が大半だと思います。
○貴重なモンスターカード
このゲームには貴重なために交換所で高く評価されるカードがあります。
<ちょっと貴重>
☆海獣(ネッシー系、ピラニア系)
海にしか登場しないので、ちょっとだけ貴重です。出会ってしまえばカード化はきわめて容易です。
☆ゴキブリ系
魔法が効きにくいため、カード化しにくいモンスターです。カード化するためには不殺武器を用意したりする必要があります。
☆セイン・ルナティック国のハンター(イルタールハンター・ヴァーラクシャハンター・日倭ハンター・長唐ハンター)
救出依頼と暗殺依頼にしか登場しないので、出会いにくいモンスターです。カード化は容易です。
☆ガードマン
悪人にしか出会えないので、そこそこ貴重です。
<貴重>
☆死神系・八岐大蛇
出会う可能性は高いですが、スティールライフを使うため、「紅きコンドル」や「マジックブラスター」などを用意していく必要が必要があります。PCが十分に強ければ、海獣やハンターよりも楽に数をこなせます。
☆八岐大蛇をのぞく地方最強
ライフが大きく、マナが低いので、魔法「ポイズン」をかけるか仲間に毒武器を持たせないと苦労します。経験を積めば、「何発くらい殴った後でまだ倒していなければ、10発ほどファルコンを打ち込めばOK」というように毒なしでもカード化できるようになります。ファルコンのよく効くfixを探しましょう。
<わりと貴重>
☆イモータル神
一世代に1体としか出会えません。「コズミックブラスター」というダメージの高い魔法を持っているので、「天使の涙」「エリクサー」などの全快アイテムを持っていくか、「アトミックガード」で魔法を無効化する必要があります。また、イモータルに挑むためには能力値の試練をすべてこなしている必要があります。
☆悪魔
100年に5種類1体ずつとしか出会えません。弱いので、カード化自体は容易です。
☆ネクロマンサー
55年に1体としか出会えません。それ以外に、「スティールライフ」を使うため、カード化をするために「紅きコンドル」や「マジックブラスター」などの準備が必要です。通常攻撃で速攻で倒せば弱い敵ですが、魔法で倒そうと時間をかけると、痛い反撃を浴びることもあります。
<とても貴重>
☆セイン・ルナティック国の「天の使者」
出現条件は不明です。交換場でもまれにしか出品されていません。
○ネクロマンサー楽々カード化計画
☆防御力は50未満(必須)。50以上だと「サモンゲート」を唱えてくる確率が急上昇します。
☆「マジックブラスター」&「神の酒」で楽々カード化。長唐の血筋が多ければ、もあべたー
☆「マジックブラスター」がなければ「紅きコンドル」でもOK
☆念のために「エリクサー」を用意しましょう
○強化・成長・進化とは
1.「強化」は寺院の「強化」タブでアイテムに属性を与えることです。ある属性を1点強化すると、反対の属性が2点下がります。セイン←→ルナティック、コズモス←→ケイオスが相反する属性です。
2.「成長」というのは、アイテムが人手を渡ることで「+1」「+2」と名前の末尾に数字が付いて強くなることです。成長限界はアイテムによって違います(たいていのアイテムは+0でしょう)。また、アイテムの種類によって成長限界の最大値が違います。
たとえば、成長限界が「+3」のビアドソードは、どんなに多くの人手を経ても「ビアドソード+3」までしか成長しません。
たとえば、ビアドソードは限界が「+0」から「+6」まで存在しますが、アルテミスの弓は限界が「+0」のものしか存在しません。
成長するための人手は、「+1」は1人、「+2」は2人、「+3」は4人、「+4」は8人…と倍倍に増えていきます。交換場でアイテムを渡して、送り返してもらう、という方法で成長させるのが一般的です。
3.「進化」とは、アイテムが人手を渡ることで、別のアイテムに変化することです。
進化できるアイテムは、交換したときに「激しい振動」をおこすアイテムです。
強いキャラから弱いキャラにアイテムがわたった時、弱いキャラが進化後のアイテムの装備条件を満たしていれば、アイテムを進化させるかどうか尋ねてきます。
○敏捷度を第一に
今作でも敏捷度が行動速度を決定します。前作同様、敏捷度さえ高ければ最強キャラが出来上がります。
○完全防御
○武器の属性は偏らせて
○パーティプレイをするのなら射程の長い武器
≪個別アイテム評価≫
「鉄壁の御守り」(日倭、寺院)
敏捷が−10される代わりに、物理ダメージを半減してくれるアクセサリです。序盤においては重宝します。敏捷が高くなると、これをはずしたほうが攻撃速度が2倍も3倍も上がるので、使わなくなります。一般の寺院で買えることも魅力的です。
「エルブンランス」(妖精界)
戦闘中徐々に攻撃速度が上がるという武器です。片手持ちで射程が2もあり、属性も高い、といいことずくめの武器です。妖精界アイテムなので、他人のfixで売っていることもあります。仲間に持たせる装備として最適です。全員「エルブンランス」持ちの4人パーティを作れば、中級程度の冒険者でも地方最強や悪魔でも簡単に狩ることができます。限界値つきのエルブンランスは交換所で喜ばれるアイテムです。
「ビアドソード」(妖精の行商人)
戦闘中徐々に攻撃力が上がるという武器です。射程が1しかないため、パーティプレイよりも一人旅のキャラが持つことが多いようです。使い勝手のよさから、愛好者の多いアイテムです。妖精の行商人からしか手に入らず、武器屋で売り買いすることによる成長限界付けができないため、成長限界つきのビアドソードは貴重です。かつて成長限界に「+5」がついたビアドソードは「もっとも貴重なアイテム」とされていました。現在のパッチ(1.0.8.2)では「+6」のものまで登場します。
「シルバーナイフ」(ガルズヘイム王立武具販売所、ガルズヘイムアサシン)
入手しやすく、装備条件が非常にゆるく、かつ使える武器のため、愛用者の多いアイテムです。アンデッドにも通常通りダメージを与えることができます。欠点は射程が1しかないことでしょうか。
「八尺瓊勾玉」(日倭、稀少唯一)
地方ダンジョンにしか登場しないので、他の唯一アイテムよりやや貴重です。魔法防御、物理防御、能力値修正、とおいしい効果がたくさん付いています。単体としては最強のアクセサリのひとつでしょう。
「バーサークヘル」(ロマール、稀少唯一)&「緊箍」(長唐、寺院)
「バーサークヘル」は装備すると混乱してしまう、という欠点を除けば、ほぼ最強の兜です。40%という完全防御は鎧を着なくても構わないくらいの固さを与えてくれます。混乱せずに使用するためには「緊箍」などで混乱を防止する必要があります。「冷静な心」(マニカパ・寺院)を装備する人もいますが、敏捷度修正の高い「緊箍」を選ぶ人のほうが多いようです。
「パカル王の翡翠仮面」(地方最強唯一進化品)
アクセサリで混乱防止が必要な「バーサークヘル」を選ばない人が選ぶ兜です。地方最強の背後の宝箱からでる唯一アイテム「石仮面」を進化して作ります。
「アルテミスの弓」(ヴァーラクシャ・コンプアイテム最終進化品)
善人でも装備可能で、攻撃力が高く、クリティカル率が高い全体攻撃武器です。通常版でも入手可能で人気の高い全体攻撃武器です。
ヴァーラクシャのコンプアイテム「魅惑のヒンディ」を「妖魔の弓」に進化させ、さらにそれを進化させて作ります。
「ステルスナイフ」(ME版限定・悪魔アイテム)
「鉄壁の盾」(ME版限定・悪魔アイテム)
「マジックブラスター」(ME版限定・悪魔アイテム進化品)
付加されている属性によってランダムに魔法を発射する武器です。コズモスを1点だけ付与し、ファルコン連射機として使用するのが一般的です。モンスターのカード化によく使用される武器です。使用する際は敏捷を120以上まで増強し、魔法の2倍以上の速度で発射できるようにするのが一般的なようです。
ME版の悪魔アイテム「アトミックブラスター」を進化させて作ります。
「ダンジョンレーダー」(建国記念日宝くじ1等)
前作同様ダンジョン内のモンスター、宝箱などをミニマップ上に表示するアイテムです。消失率1%ですが、数回の使用で壊れるという話をよく聞くアイテムです。今作では1等の確率は1/100なので、非常に貴重です。
通常版で入手可能で、超貴重なアイテムとの交換が成立しうる数少ないアイテムです。
「老若丸」(ゴールドカード入手時=カードポイント100’000点達成時に寺院で入手)
だれでも入手可能でありながらもっとも貴重なアイテムです。ゴールドカード達成が非常に困難なため、現在、老若丸の所有者は十数人以下だとみられています。
≪参考:最終装備≫
参考までに、最終装備パターンをいくつか載せておきます。
☆中間装備〜とにかく入手が容易なもの〜
シルバーナイフ(ガルズヘイム王立)、スパイクドシールド(イレノンモ、リザードマン)、ジャガーヘッド(マニカパ、ワータイガー)、ヴィーザルブーツ(ヴァーラクシャ王立)、綿甲(長唐一般)
☆神速攻撃
エルブンランス(妖精界、他人のfix)、エーテルシールド(地方最強唯一)orソードブレーカー(ロマール王立)、バーサークヘル(ロマール稀少唯一)&緊箍(長唐寺院)orパカル王の翡翠仮面(地方最強唯一進化)&八尺瓊勾玉(日倭稀少唯一)、アストラルボディ(ガルズヘイムデスドラゴン)or鷲戦士の軍服(ケツアルコアトルLV1&LV2)orミスリルアーマー(地方最強唯一進化)
☆全体攻撃
アルテミスの弓(ヴァーラクシャコンプの最終進化品)、
☆究極全体攻撃
ステルスナイフ(ME悪魔)、ソードブレーカー(ロマール王立)or鉄壁の盾(ME悪魔)、バーサークヘル&緊箍orパカル王の翡翠仮面&八尺瓊勾玉、なんか強そうな鎧(爆)
○王立武具販売所
条件:
★その国のいずれかの町で、知名度が半分以上ある。
★特定の期間にその国の首都の宿屋に滞在する。
期間は国によって違います。
ガルズヘイム:9/9ごろ ロマール:2/22ごろ イルタール:11/10ごろ ヴァーラクシャ:8/19ごろ
マニカパ:1/5ごろ イレノンモ:4/28ごろ 日倭:7/17ごろ 長唐:5/2ごろ
○妖精界
4の倍数の年の3/3ごろにどこかの町の上空に出現します。現在のパッチ(1.0.8.2)では妖精界はHWでしか登場しません。
妖精界で買ったアイテムは、店に売っても消えません。
○最強死闘会
偶数年の6/5に開かれます。年を8で割ったときに、余りが2:コズモス、4:ケイオス、6:セイン、0:ルナティックの国の首都で開かれます。
○カード大会
奇数年の6/18に開かれます。年を8で割ったときに、余りが7:コズモス、1:ケイオス、3:セイン、5:ルナティックの国の首都で開かれます。
○天下一武闘会
毎年10/28に開かれます。年を4で割ったときに、余りが0:コズモス、1:ケイオス、2:セイン、3:ルナティックの国の首都で開かれます。
○妖精の行商人
街道を移動しているとランダムで出会います。行商ルートがあるそうなので、出会いやすいルートを探してみるのも一興でしょう。fixにも登場します。
行商人から買ったアイテムは、店に売ると消えてしまいます。
○暴走精霊
町を占拠してしまうモンスターです。出現1ヶ月ほど前から噂に上ります。精霊は地水火風の精珠を落とします。登場前の噂の時期にその町を訪れると、登場しません。
○盗賊団
町を占拠してしまう武装集団です。出現1ヶ月ほど前から噂に上ります。登場前の噂の時期にその町を訪れると、登場しません。
○地方最強
数年から数十年の周期で登場します。倒すたびにLv1→Lv2→Lv3→(Lv1に戻る)と強さが変化します。背後の宝箱にここでしか手に入らない唯一があり、地方最強自身も専用の唯一を落とします。Lv1とLv2は同じものを落とします。Lv1は50%、Lv2は100%の確率という違いがあります。
○アイテムハンター
唯一アイテムを持っていると、街道を移動するときにランダムに登場します。これで登場するのはコズモス(ガルズヘイム・ロマール)、ケイオス(マニカパ・イレノンモ)のハンターです。
○奉納イベント
悪魔「バイドゥラーク」の落とす「中庸剣」を持った状態で1年ほど経つと、「みすぼらしい老人」が中庸剣を「山上の広場」に捧げるよう要求してきます。なお、中庸剣は持っていると、新しい冒険者が生まれなくなります。
○返還イベント
地方最強LV3の落とすアイテムを持った状態で1年ほど経つと、「背の高い麗人」がそのアイテムと「サファイア」の交換を要求してきます。断れば、街道を移動するたびに「天の使者」に襲われます。負けても死亡せず、アイテムを奪われるだけです。イベント発生時にアイテムを家に置いていると、何も言われずにアイテムが盗まれます。
登場する天の使者はコズモス(ガルズヘイム・ロマール)、ケイオス(マニカパ・イレノンモ)です。
○世界崩壊
奉納イベント、返還イベントのアイテムを持った状態でリンクゲートをくぐると、世界が破滅します。世界間を移動するときは、アイテムを交換所に預けておけば大丈夫です。
●ME版アイテム
ME版にしか登場しないアイテムです。通常の唯一アイテムには、があります。地方最強背後アイテムには、があります。悪魔アイテムには、があります。
ME版の悪魔アイテム(ステルスナイフ・アトミックブラスター・鉄壁の盾・)はきわめて貴重で、通常の唯一アイテムを99個つまれても交換に応じる人は少ないでしょう。ただ、その貴重さゆえに、ME版所有者の中には、重複した悪魔アイテムを放出してくれる人が多くいます。通常版の人はこれらの放出でアイテムを手に入れる機会を狙いましょう。
●雑誌アイテム
●一時預け
持ちきれなくなったアイテムを交換所に預ける(あるいは唯一アイテムのカード化のためや、成長や進化の際の退避のために預ける)ことを「一時預け」といいます。この際、預けたものが他人に見えないように「ハンドルネーム指定欄」に自分のハンドルネーム(あるいは適当な文字列)を入れておくことはマナーです。他人にとってひたすら無意味な項目で交換所を汚すことは避けましょう。
●産地情報消失
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