前作のキャラクターを引き継ぐことができるツールも付属しており、前作ユーザーへのサービスも満点です。
○分配で仲間にアイテムを取られない方法。
冒険中で得たアイテムを仲間が勝手に装備するのを防ぐためには、仲間にランプや提灯などのNPCが使用しないアイテムを限界まで持たせておきます。その状態でアイテム分配の際に「参加しない」を選べば、「誰もほしがりません。あなたが取得しますか?」と聞いてきます。そこではじめて「はい」と答えればOKです。決して最初に「参加する」を選択してはいけません。PCがほしがると、NPCも興味を示して、取り合いになってしまいます。
○仲間に達人の証を持たせる方法。
仲間のアイテム欄にひとつ以上の空きをつくってから、達人を倒します。アイテム分配画面になり、達人の証が並びます。その状態で達人の証を「参加しない」を選べば、空きを持っている仲間が達人の証を取得します。ただし、仲間が達人の証を持った状態では、新しい達人が登場しません。同じ達人の証をもてるのは、自分ともう一人だけ、ということです。(訂正。自分の持っている達人の証を家に預けるだけで新しい達人が出現することを確認しました。仲間全員に達人の証を持たせることは可能です)
○簡単な仲間の生き返らせかた。
簡単なダンジョン(暗黒教会、穴熊の巣穴、貴族の館など)と寺院のある町へ行き、そこの寺院でなんども蘇生の話し掛けをおこなって、簡単なダンジョンに復活アイテムを出現させます。それからそのダンジョンへ行けば蘇生アイテムが簡単に手に入ります。
もちろん、妖精界の魔法「転生札」があれば一番です。
○賞金首狩り。
序盤では賞金首がたくさんいます。手配依頼を受けなくても、勝手に襲撃して賞金首を殺せば、それだけで犯罪にもならず、賞金ももらえます。ただし、属性が悪・秩序に傾きます。
○ランプ要らず。
イルタール国の寺院で買えるランプリングは、装備した瞬間に明かりが最大になります。ダンジョンで装備すれば、取り外しても明かりは続きます。不思議な風で吹き消されたら、装備しなおせばまた明かりがともります。
○唯一アイテム増産計画。
仲間に持たせるためにたくさん唯一アイテムを欲しい場合に使います。
まずその唯一アイテムを手に入れます(持ち主を仲間にして、しばらく一緒に冒険し、譲ってもらう、が一番楽でしょう)。そのアイテムを自宅に保管しておきます。自宅に置いてあるアイテムは存在しないものとして扱われるので、そのうち同じアイテムが世界に登場します。こまめに情報屋でそのアイテムをチェックして、登場したら、そのダンジョンに風の精珠で日をおかずに飛びます(時間がたつと、消えてしまったり、他の冒険者に取られたりします)。ダンジョンで手に入れたら、それも自宅に置きます。これを繰り返して欲しいだけ集まったら、仲間に配ります。
○属性変化。
王立武具販売所や闇ギルドのために自分の属性を変化させたい場合は、寺院に献金するだけでOKです。1000GPの献金2回で、だいたい1目盛り属性が傾きます。このゲームは普通にプレイしていると、たちまち秩序・善がMAXになってしまうので、性格を混沌・悪にキープするには、相当な資金が必要になります。
○仲間の信頼度を上昇させる。
依頼を達成するたびに上昇するので、あまり気にする必要のないステータスですが、装備の調整などで急激に下がってしまうこともあります。そんな時、もっともてっとりばやく信頼度を上昇させる方法は、天下一武闘会で優勝することです。
○退治・討伐は達成してから依頼を受ける。
退治依頼と討伐依頼は、ダンジョンに潜って達成してから、宿屋で依頼を引き受けましょう。ちゃんと引き受けた瞬間に報酬がもらえます。こうすれば、「ダンジョンの敵が強い」「最後の一匹が見つからない」「途中で飽きた(w)」などの理由で退治・討伐を放棄しても、依頼放棄にはなりません。
○唯一アイテムとは?
「唯一アイテム」とは、一つの世界に一つしか新規出現しないアイテムです。その世界の誰もが持っていないときに、ダンジョンの宝箱に発生します。(ほとんどの場合は、だれかNPCの冒険者が探索依頼をだすので、気づきやすいでしょう)。NPC冒険者の探索依頼の対象になるので、出現してからすぐに取りにいかないと、他の冒険者の所有になってしまいます。なお、自宅に保管してあるアイテムは、その世界に存在しないアイテムとして扱われます。
唯一アイテムは比較的強力なものが多いですが、中には箸にも棒にもかからない物もあります。ですが、すべて高価です。自宅で陳列すれば、簡単に大金が転がり込んできます。
捨てた場合や自宅に陳列して売った場合や自宅に保管した場合は、すぐに再出現します。持ち主が死亡して失われた場合は、1世代ほど出現しないこともあります。
唯一アイテムを持っていると、盗賊団の標的にされることがあります。
○達人の装備を盗む。
公式ガイドブック(株式会社ゼスト発売、2種類出ています)のインタビューによれば、達人の武器防具が、非常に低い確率ですが、盗めるそうです。ただし、非常に強力で、ゲームをつまらなくしてしまう行為らしいのでやらないようにしましょう。(ためしに試みてみましたが、20回ほどで「武の達人」の武器「青竜戟」を手に入れることができました。セーブ・ロードを繰り返したりするので、あまりレジットな行為とは言えません。このような開発者の意図に反した行為は止めましょう。)
○最強装備。
武器なら妖精界で買える「精霊の槍」が非常に強いです。物理ダメージがまったくありませんが、魔法属性が高く、ほとんどのモンスターに対してもっとも大きなダメージを与える武器です。片手で射程も長く、速度も速いです。ただしとても高価なので、レンシアの王立商店の「パーカッションガン」が次善でしょうか。通常武器なら「フォーシャール」です。両手持ちですが、あらゆる性能が高く、へたな唯一武器よりも優秀です。仲間に持たせる装備としても優れています。
盾は、攻撃力重視なら「ソードブレイカー」。防御力重視なら「芭蕉扇」、ただし、NPCは装備してくれないので唯一アイテムの「ガリバルディシールド」か妖精界の「リバイアサンクロウ」がいいでしょう。魔法抵抗重視なら「八咫鏡」です。お勧めは八咫鏡です。
鎧は妖精界の「ミスリルアーマー」です。防御力がやたらと高い上に敏捷度修正が+5もあります。通常アイテムなら「腹当」が優秀です。敏捷修正が−3しかないうえに、防御力が割と高いです。レンシアの王立商店の「シルバープレート」は、ミスリルアーマーに比べると敏捷度修正がないぶん弱いですが、入手が容易なのでおすすめです。
アクセサリは「ヴィーザルブーツ」か唯一アイテムの「八尺瓊勾玉」です。八尺瓊勾玉のほうが敏捷修正が3点低いですが、魔法抵抗が大量に手に入るのでおすすめです。
それ以外では、イルタールの王立武具販売所の「エリクサー」です。これは、所有者が死亡すると、自動的に消費され、HPとMPが全快して復活する、というアイテムです。試練を受けるときなどは、持っていくと便利です。というか、事実上の最強アイテムです。
また、「忍の宝珠」はもはや最強を通り越してどうしようもないアイテムです。(これを使うのはあまりにマンチキンです。前作でゲームバランスを滅茶苦茶にしていたアイテムはほとんどが修正を加えられたというのに、なぜ「忍の宝珠」は変わらずに残っているのでしょうか?)
王立武具販売所のアイテムは、救出や退治依頼で報酬として提示されることがあります。エリクサーやパーカッションガンは、報酬として見かけたら、その依頼を受けることをお勧めします。
○妖精界ロシュフォーンへの行きかた。
ロシュフォーンは975年から、4年ごとの3月3日に、どこかの町の上空に登場します。その町から行くことができます。ロシュフォーンは1ヶ月しかとどまっていません。風の精珠を用意しましょう。
ロシュフォーンの中でセーブしてロードすれば、品揃えが変わります。
○天下一武闘会。
毎年8月10日に開催。年を4で割り、余りが0ならレンシア、1ならイルタール、2なら竜江、3なら日紫で開催されます。
○王立武具販売所。
毎年12月22日に開催されます。その前日以前から首都の宿屋に滞在していれば発生します。「自分の属性がその国の属性に近く」、「知名度が高いこと」、が条件です。
レンシアでは、攻撃速度が遅い代わりに非常に攻撃力の大きい「パーカッションガン」、敏捷度修正が±0のうえに高い物理&魔法防御力を持つ「シルバープレート」。イルタールでは、死亡したときにその場で復活させてくれる「エリクサー」、NPCが装備してくれる唯一の毒アイテム「ポイズンアックス」。竜江では、強力な対人用使い捨て爆弾「震天雷」。日紫では、ランプの代わりになる「黄金小太刀」。がおすすめです。
○奉納&返還イベント。
一部のアイテムは、手に入れてから1年くらいすると、返却イベントが発生します。
地域最強モンスターから手に入れた奉納アイテムを持っていると、イモータルが「山上の広場」というダンジョンに返してくれ、と頼みにきます。奉納アイテムは、日紫の恐竜がルナドン2の最強片手剣だった「神威の剣」、レンシアのデスドラゴンが前作の最強両手剣だった「エクスカリバー」、イルタールのムシュ・フシュが前作の最強片手剣だった「中庸剣」、竜江のアツユが前作の最強鎧だった「オリハルコンアーマー」です。
「地脈の剣」、「エーテルシールド」、「アストラルボディ」、「世界樹の実」のいずれかをもっていると、町の出入りの時に、「背の高い麗人(天の使い)」が返してくれと言ってきます(返さないと、町の間を移動するたびに戦闘になります。変身後の姿はかっこいいです^^。負けても殺されません)。返すと、代価として「サファイア」をくれます。これを装備すると魅力が15点も上昇します。
これらのアイテムを返さないで使い続けると、誰かが死亡しても、新しい冒険者が現れなくなって、世界人口が減少していくそうです。
これらのアイテムは、「以前の作品では超強力だった」「一見強そう」ですが、敏捷度修正が低かったり、それほど強力ではなかったりして、使いづらいものばかりです。無理をして保持し続ける価値はあまりないでしょう。
奉納アイテムや返還アイテムはNPCが持つと、すぐに消滅してしまいます(おそらく返却されているのでしょう)。
○栄光シリーズ。
天下一武闘会や剣闘会の賞品の「栄光」シリーズを所有していると、非常にまれに、宿で依頼タブを押したときに、主人が討伐依頼を頼んでくることがあります。
○闇ギルド。
キャラの属性が悪か混沌(どちらか一方だけでOK)に強く偏っていると、施設の出入りや広場の出入り時にスカウトされることがあります。地方都市だと、首都へ行くように言われるだけですが、首都で出会えば、脱獄依頼を持ちかけられます。依頼を成功させれば、闇ギルドに入ることができ、情報屋を拠点に暗殺や密輸、強盗などの依頼を引き受けることができます。
○店舗襲撃。
宿に泊まっていたりすると、たまに発生します。道具屋などが盗賊団に襲われ、PCに助けに行くかどうか尋ねてきます。助けに行くと、盗賊団と一戦交えることになります。助けに行かない場合に、何が起こるかは未確認です。
○盗賊団「竹取」。
数年に一度くらいの間隔で登場して、どこかの町を襲撃する盗賊団です。発生する少し前から噂になります。倒すと、その時世界に登場していない唯一アイテムを落としていくことがあります。
○暴走精霊。
数年から十数年ごとに発生します。発生する少し前から噂になります。倒すと、それぞれの精霊の司る力の精珠を落とすことがあります。もっとも役に立つのは「風の精珠」で、MP100を消費して、一瞬で町から町の移動ができます。「火の精珠」は知力0でも使用できる攻撃魔法です。「土の精珠」は、使用すると、使用者を対象に攻撃や魔法を使おうとしていた敵の行動がキャンセルされます。「水の精珠」はよくわかりません(w)。攻撃を完全にブロックするシールドを展開するそうですが、アイテム分配でいつも負けてしまい、自分で手に入れたことがないために未確認です。なお、手に入れた仲間が精珠を使用したことはありません。(※追加:「水の精珠」の効果を確認しました。持っているだけで、たまに(10%くらいか?)受けた攻撃を完全にブロックしてくれます。かなり優秀なアイテムです。ただ、「水の精珠」を持っていくか、「エリクサー」をもう1個余分に持っていくか、という選択となると、悩むところでしょう。)
○悪魔襲来。
定番の悪魔イベントです。100年ごとに発生します。基本的に前作と同じです。悪魔は時として「デモンズ」シリーズの武器防具を落としていきます。これらの装備は魅力が激減すること以外は優秀ですが、100年経って、次の悪魔イベントが発生すると、灰になってしまうそうです。
○地域最強モンスター。
十数年から数十年ほどの間隔で各首都に専用ダンジョンと一緒に登場します。倒すと、奉納アイテムを落とすことがあります。奉納アイテムには前作ではほぼ最強アイテムだった「中庸剣」と「オリハルコンアーマー」、『2』で最強の片手剣だった「神威の剣」が含まれていますが、今作ではかなり弱体化しています。
○子どもの成人に立ち会う。
子どもが成人する(16歳になる)時に家にいると、子どもの性格を決定するイベントが発生します。性格は戦士・盗賊・僧侶・魔法使いの中から、第一性格・第二性格を決定します。性格は、特殊能力とその必要コストを決定します。第一と第二性格が違えば、2つの特殊能力を持つことが出来ます。第一・第二ともに同じ性格なら、特殊能力の必要コストが安くなります。また、特定の性格のキャラにしか扱えないアイテムも存在します。
○世界の滅亡。
「ルナティックドーン3」、「4」の設定につながるイベントです。世界のバランスが悪・混沌に極端に偏っているときに発生します。正月に「破滅の迷宮」がどこかの町に登場し、そのダンジョンを制覇して、惑星破壊スイッチを押すと、世界が滅亡します。
○達人の証を所有していると、まれに挑戦者が現れることがあります。その町の酒場にいる冒険者が挑戦者になりますが、達人に挑戦する資格のある冒険者が酒場にいないときは、戦闘にならずに「戦闘に勝利した」という表示が出ます。
○訓練の最中に剣闘会イベントが発生すると、まれに、パーティが解散して、仲間が宿屋の酒場に送り込まれてしまうことがあります。
○まれに、救出依頼でもないのに、ダンジョンにとらわれている人がいます。これらに話し掛けると、酒場で仲間に誘ったときと同様にパーティに入ります。救出状態にはなりません。これらの人と救出依頼の人とを見分ける方法は、「人間のボスの背後にいるかどうか」です。ただの宝箱と同じように配置されている場合は、救出依頼ではありません。
○戦闘時、与えたダメージが4桁に達すると、ダメージ表記が文字化けします(下2桁は正常に表示されます)。もっとも、ダメージが4桁を越すことは、「天の使い」に毒を与えたときくらいなので、このバグに遭遇することはまれでしょう。
このゲームは、非常に出来がいいのですが、一部のアイテムが強すぎる、という欠点があります。このため、ちょっと強い装備をすれば、あらゆる冒険者、あらゆるモンスター、そして大魔王や神ですら、ただの雑魚に見えるようになってしまいます。
結果として、あまりに強い武器防具やアイテムの使用は、ゲームの寿命を短くしてしまいます。「おれは、自分以外がすべて雑魚ばかりで、緊張感のかけらもないただの作業のような冒険でも楽しいぜい。1000年は遊べるぞ〜( ̄^ ̄)」ってな方は別ですが(^^)。
それでは、具体的にどうするかですが、アイテムに使用禁止や制限をかけるだけでずいぶんと楽しめるようになります。というわけで以下に、禁止・制限リストを作ってみました。
それから、このゲームは悪いことをすると、簡単にキャラクターが強くなってしまいます。したがって、犯罪も禁止です。
「デモンズ」シリーズ、返還アイテム、奉納アイテムは唯一アイテムに含まれます。
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すべての妖精界アイテム。すべての唯一アイテム(と言いたいところですが、攻撃力が片手50/両手85以下のものはOKでしょう)。「パーカッションガン」 |
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すべての妖精界アイテム。すべての唯一アイテム(と言いたいところですが、「水の盾」はOKでしょう)。「ソードブレイカー」「ナイフシールド」「芭蕉扇」 |
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すべての妖精界アイテム。すべての唯一アイテム(と言いたいところですが、「風の鎧」と「逆鱗鎧」はOKでしょう)。「シルバープレート」 |
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すべての妖精界アイテム。すべての唯一アイテム(と言いたいところですが、「黄金兜」と「火の兜」はOKでしょう) |
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すべての敏捷度上昇アイテム |
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「忍の宝珠」(「能力値の試練」を除く) |
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特になし。 |
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あらゆる犯罪。 |
これだけで、ずいぶんと楽しめます。天下一武闘会も緊張のあるものになります(それでも、よほどのことがない限り、PCのパーティが優勝してしまいますが)。
達人への挑戦と能力値・神・国王の試練は、唯一や妖精界を装備していることを前提にしているような難易度なので、その時だけはこの制限を外してもいい、といったところでしょうか。ほんとうに『ルナティックドーン 〜前途への道標〜』に熟練したプレイヤーなら、制限されたままでもなんらの問題もないはずです(「エリクサー」を制限していないのですから)。