クトゥルフ辞典 は行
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●ハイドラ
 1.(個体名・奉仕種族ディープワン) 「インズマスの影」
 「母なるハイドラ」と呼ばれる。何百万歳とも言われる高齢のディープワン。「父なるダゴン」と対で語られることが多い。

 2.(グレーターオールドワン) H・カットナー「ハイドラ」
 大量の首が浮かんだ、灰色の粘着質の海のような外見をする。他の生き物の首を切り取って自らにつなげる。首はハイドラから切り離されても生きていけるが、ハイドラのいる世界から離れると数秒で死亡する。
 『魂の射出』を参照。

●「ハイドラ」(作品) ヘンリー・カットナー
 ロバート・ルドウィクポール・エドマントの二人のオカルティストが、『魂の射出』をもとにケネス・スコットのもとに通信を送る実験をおこない、ケネス・スコットをハイドラの犠牲にしてしまう。二人はケネス・スコットを救おうと努力するが、ロバート・ルドウィクは異世界で怪物に変貌してしまい失踪する。ポール・エドマントは混沌を恐れるあまりにケネス・スコットを見捨ててしまうが、怒れるケネス・スコットの首に食い殺される。

●母なるハイドラ
 「ハイドラ」を参照。

●ヒュドラ
 「ハイドラ」を参照。

●深きものども(奉仕種族)
 「ディープワン」を参照。

●プトトヤ=ライ(個体名・ディープワン) 「インズマスの影」
 少なくとも八万年の齢を持つディープワン。オーベッド・マーシュの妻となってディープワンと人との混血に手を貸した。オーベッド・マーシュの死後は海に戻ってイハ=ントレイに住んでいるという。

●「フングルイ…」(呪文) 「クトゥルーの呼び声」「インズマスの影」
 多くの作品に登場する言葉。作品によって多少の異同がある。
 「フングルイ ムグルウナフー クトゥルフ ル リエー ウガ=ナグル フタグン」「死せるクトゥルフがル・リエーの家で、夢見ながら待っている」(「クトゥルフの呼び声」大瀧啓裕訳『ラヴクラフト全集』)
 「ふんぐるい むぐるうなふ くとぅるう るるいえ うがふなぐる ふたぐん」「ルルイエの館にて死せるクトゥルー夢見るままに待ちいたり」(「クトゥルー神話の神々」大瀧啓裕訳『暗黒神話大系シリーズ クトゥルー』第1巻)



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