自機のアップグレードもサルベージしたメック・武器弾薬を使って行われます。
メックは基本的に、重いメックを持っていき、軽いメックを捨てていけばOKです。ただし、メックによって、胴がほとんど回らないものや、武装の取り付け位置が低くて丘越しに武器が撃てないものなどもあるので、使用してみて使いやすいと思ったメックを持っていきましょう。もっとも、重ければ使いにくくても重量で押し切れるので、そんなに深刻に悩む必要はありません。
武器は、自分の好みで選択しても問題はないです。
一般にエナジー兵器は、発熱が大きく、必要な重量・装備欄が小さく、弾薬が不要です。水中でも発射できます。
一般に実弾兵器は、発熱が小さく、必要な重量・装備欄が大きく、弾薬が必要で、誘爆の可能性があります。弾薬が尽きると、MFBから補給を受ける必要があります。水中からの発射はできません。
弾薬が尽きない限り、どんな武器を選んでもゲームを進めることができます。ER−Laser(M)、ER−Laser(L)、Double
Heat Sink、Armorだけでも、難易度HIGHをクリアすることも可能です。
パルスレーザー Pulse Lasers
パルスレーザーは一定時間射撃し続けることのできるレーザーです。左クリックしているあいだレーザーは発射され続けます。このため高い命中率を得ることができます。
ただし、発射時間の8割を目標に当て続けて、ようやく同じ口径のレーザーと同程度のダメージになるので、短時間で高いダメージを与えることには向いていません。また、射程も同じ口径のレーザーに比べて低いです。
荷電粒子砲(粒子ビーム砲) PPCs / Perticle
Projector beam Cannon
PPCはメックの花形兵器です。実際の兵器としての効率のよさよりも、多分に重いメックの主兵装とされていることが多い、というイメージ的な花形です。
実際に使おうとすると、「発射した際に射撃側にも衝撃が発生する」、「目標に到達するまでの時間が意外にかかるので長距離の敵に当てるにはターゲッティングコンピューターが必須」、などの欠点が目に付きます。発生する熱に対してダメージもそんなに高いわけではありません。熱効率は大口径レーザーと同じです。運用する上では、ACに近い兵器といえます。弾薬の代わりに放熱機を積む必要のある長射程AC10と考えればいいでしょう。
火炎放射器 Flamer
火炎放射器はダメージが小さい代わりに熱を与える、という特殊な兵器です。
この兵器も、マシンガン同様、複数の火炎放射器を束ねるのが一般的です。
熱が貯まったメックはシャットダウンします。また、非常の高熱にさらされたメックや車両は無条件で破壊されます。この際、火災や弾薬爆発と同様に、周囲にもダメージを与えます。火炎放射器を発射した側もこのダメージを受けることが多いです。
いかなるメックでも確実に破壊しうる唯一の兵器ともいえます。
≪実体弾兵器≫
滑空砲 ACs / Auto Cannons
ACはレーザーと逆に、口径が小さくなるほど射程が伸びる、という特徴があります。同じ破壊力のレーザーに比べて発熱が小さい代わりに、弾薬が必要・武器自体の重量が重い、という欠点があります。ACは射撃した側も被弾した側も衝撃を受ける武装です。
レーザーに比べて一度に発熱する量が少ないので、大口径のものをまとめ撃ちしても、熱でシャットダウンすることはありません。
通常のACのほかに、Ultra ACとLB-X ACの2種類が存在します。
●Ultra ACs
説明書によると、Ultra ACは通常よりもダメージが大きいとあります。原作のボードゲームでも、通常のACよりも大きなダメージを与える可能性のある兵器でした。しかし、実際には、通常のACよりも射程が長いという事以外はまったく同じ性能です。
●LB-X ACs
LB−X ACは散弾型のACです。照準が多少ずれていても命中が期待できます。その代わり、目標の全身にダメージが分散し、一箇所の装甲を貫通する能力に乏しいです。
ガウスライフル Gause Riffles
長射程と高攻撃力と極小の発熱と三拍子そろった兵器です。その代わり、非常に重く、1トンあたりの弾薬も8発とすくなめです。
ボードゲーム版では、磁気で重い金属の弾丸を発射するという仕組みのため、弾薬が誘爆することはありません。その代わり、本体が破壊されると爆発します。
LRM Long Ranged Missiles
SRM Short Ranged Missiles
誘導SRM Streak SRMs
LRMとSRMは追尾ミサイル兵器です。ただ発射するだけだと、単純に直進していきます。発射前に目標に照準を合わせ続け、ロックオンを待てば、目標に対して追尾します。
ロックオンをしても、ミサイルは追尾をはじめる前に一定距離直進します。LRMは射程が長い代わりにこの直進距離も長く、近距離の相手には追尾が期待できません。
誘導SRMは追尾性能が強化されたSRMです。短時間でロックオンが完了します。
ミサイル1発あたりのダメージは、SRMのほうがLRMよりも大きいです。
マシンガン MG / Machine Guns
マシンガンは一切発熱しない唯一の兵器です。その代わり、ダメージが非常に小さく、射程が非常に短く、(原作と逆に)弾薬の消費量が早いです。
マウスの左ボタンを押している間ずっと弾が発射され続けるので、弾薬を惜しみさえしなければ高い命中が期待できます。
ダメージが小さいので、複数のマシンガンを束ねて、グループファイアモードで射撃するのが一般的です。
≪その他の装備≫
ミサイル迎撃システム AMS Anti-Missile
System
AMSはLRMやSRMなどのミサイルを迎撃するマシンガンです。ボードゲーム版のレベル3ルールでは攻撃にも使用できますが、PC版ではできません。弾薬を消費して、飛来するミサイル群のうち、最初の数発を打ち落とします。
複数のAMSを装備することで、打ち落とす数を増やすことができます。大量に装備すれば、ミサイル兵器をほぼ無効化することもできます。
PC版では、本体と弾薬が一緒になっているため、弾薬を積む必要がありません。
ビーグルアクティブプローブ BAP Beagle
Active Probe
通常、シャットダウンしているメックや隠れているメックはレーダーに映りません。このBAPはそういった隠蔽されたメックを発見してレーダー上に映し出す機能を持っています。
C3 C3 System, Masters and Slaves
CASE
通常、弾薬に誘爆すると(PC版なら、弾薬を装備した部位が破壊されると)そのメックは弾薬の与えうるダメージすべてを自分自身に受けます(たいていはそのメックは破壊されます)。
CASEを積んでいる部位は、弾薬が誘爆しても、その部位が破壊されるだけで、他の部位は被害を被りません。
説明書を読むとこうなるはずですが、CASEがなくても誘爆しないように感じます。
ECM
ECMは電子機器の妨害装置です。周囲のターゲッティングコンピューター、C3システムなどを無効化します。
TAG Target Acceleration Gears
ターゲッティングコンピューター Targeting
Computer
ターゲッティングコンピューターは射撃の支援をおこなう機構です。現在選択されている武器の弾の速度と目標の移動と距離を計算し、目標に当てるためには、どこに向かって射撃をすればいいかを黄色い円で示してくれます。弾速の遅い武器を長距離から使用しようとしたときに、必須となる装置です。
部位は、頭・左/右/中央胴・左/右脚が選択できます。デフォルトでは胴中央です。ちなみに、PC版ではルール上、射撃が頭に命中しても高い確率でダメージは胴中央に適用されます。
NARC