戦略モードにおける各種作戦指南
銀河英雄伝説IVEX
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 『銀河英雄伝説4EX』では、階級によって提案できる範囲が定められています。権限者との相性も多少は影響がありますが、階級不相応の提案は拒否される 可能性が高いです。
 少将では「軍事」−「艦隊出撃」くらいしか聞いてもらえませんが、中将にまで出世すれば、戦略や基地運営にかなりの部分まで口出しできるようになりま す。
 各提督(コンピューター)まかせにせず、プレイヤーキャラクターが積極的に戦略に口を出すことが、自陣営勝利への道です
 PC−98版では、階級相応の提案は青で、不相応の提案は赤で表示されましたが、WINDOWS版ではこの機能は失われています。一応、階級不相応の提 案を断る場合と、相応の提案を断る場合とで、台詞が変わるので、断られた場合の台詞を覚えておきましょう。



提案はあせらず気長に
 提案を断られるたびに、同じ種類の提案は成功率が下がっていきます。時間が進めば成功率はリセットされるので、提案を断られたら、「解決」で時間を進め てから再挑戦しましょう。



積極的に諜報活動をおこないましょう
 敵の情報を最新に保っておくことは、負けないためには絶対必要です。情報工作の可能な限り「特殊」−「機密入手」は実行させましょう。
 情報官には「情報」能力値が重要ですが、「機密入手」実行のために「情報工作回復値」も極めて重要です。



税率は29%が最適
 税率は30%を超えると、90日ごとに超えた分だけ星系支持率が下がっていきます。一方、30%を下回れば、90日ごとに下回った分だけ星系支持率が上 がっていきます。
 


要職は兼任すると統率・運営・情報が 低下する
 要職を兼任すると統率・運営・情報にペナルティを負います。



要職について

 「要職」人事は提案するためには75万という莫大な功績値が必要とされるため、クーデターでも起こさない限り関わることのできない提案です。
 また、『4EX』では要職人事に「提案工作」は適用されなくなりました。

 前任者が不幸にも戦死/退役した場合、首都星系にいる大将以上(帝国では元帥)のキャラクターから後任が選ばれます。ただし、適任者がいるにもか かわらず、いつま でも後任が選ばれずに要職が空白のままになることもあります。
 首都星系から他の適任者を移動させ、現任者をわざと死地に送り出して戦死させることで自キャラを後任につけるよう誘導することは可能です。ただし、評議 会・帝国宰相が後任を決めずに要職が空席のままになることもあります。

《同盟》
 要職につくためには、大将以上の階級でなくてはなりません
 統合作戦本部次長・宇宙艦隊司令長官は、統合作戦本部長よりも階級が同じあるいは下のキャラクターでなければいけません。功績値が「ー」で表示さ れる元帥は通常の元帥よりも上の階級と見なされます。

《帝国》
 要職に就くためには元帥以上でなくてはなりません。
 要職3役の間に上下関係はなく、階級差・功績差があっても就任できます。

 要職人事は基本的に評議会・同盟軍最高司令官の意向しだいですが、プレイヤーキャラが75万以上の功績値(Windows版では50万?)を持っ ていれば、要職人事を提案して受け入れられることがあります。
 要職についているキャラクターを幕僚にすることはできませんが、すでに幕僚になっているキャラクターを要職につけることは可能です。



防衛基地は削る
 惑星や要塞の防衛基地は敵の侵攻に対して有効なダメージソース兼時間稼ぎとなってくれますが、一方でとても金食い虫です。
 戦場となる可能性の低い星域の防衛基地や造兵廠は削除してしまいましょう。
 大艦隊を連続して運用するようになると予算不足に陥りがちですが、不要な防衛基地を削減することで予算不足を緩和できるはずです。



輸送艦の造兵廠で物資の補給基地を作 る
 敵地で自動的に消費される「物資」は、艦隊の士気を維持するために常に補給される必要があります。艦隊に輸送艦を同道させれば、長期の出征にも耐えるこ とができますが、艦隊の機動力・戦闘力が低下してしまいます。「軍事」−「輸送」で輸送艦を運べば大量の物資が手に入りますが、輸送部隊の編成は手間です し、輸送部隊が攻撃されては前線が渇いてしまいます。
 そこで、占領した星系に輸送艦の造兵廠を作成しましょう。輸送艦造兵廠は定期的に大量の物資を製造してくれるため、そこを前線基地とすることができま す。輸送艦の造兵廠は他の艦艇のそれよりも格段に安く、「輸送」よりも安くつくほどです。しかも、輸送艦の造兵廠なら、敵に奪われてもたいして痛くないで す。

 戦場となっている星系に物資が蓄積されている場合、戦略ターンごとに、物資を消費して防衛側艦隊の士気が自動的に回復します。
 そのため、前線に物資が送られれば、長期戦で有利に戦うことが出来ます。



工作艦と輸送艦は必須
 部隊が艦隊戦でダメージを受けると、「480/800」というように艦艇数が表示されます。
 これは左側が戦闘可能な現在の艦艇数、右側が全艦艇数(戦闘可能艦+故障艦)です。
 工作艦は毎戦術ターンごとに自動で範囲内の故障艦を修理して戦闘可能艦に変えます。(毎ターン、工作艦1隻につき故障艦1隻を修理)
 工作艦を同道させることで被害艦の1/4〜1/2を戦闘復帰させることができるため、その効果はかなり大きいです。

 輸送艦は戦闘物資やミサイルを運ぶため、長期の戦闘をよくサポートしてくれます。

 工作艦も輸送艦も他艦隊のものを利用できるため、攻撃力の低い提督に工作・輸送艦艦隊を率いさせて戦闘に同道させるという方法もあります。



クーデター
 クーデターはNPCが起こすものと、PCがおこすものの2つがあります。
 クーデターを起こすNPCはおそらく「D・グリーンヒル、ロックウェル、ブラウンシュヴァイク、リッテン ハイムの4人」に限定されています。他のNPCはクーデター条件を満たしても起こすことは、おそらく無いでしょう。

 NPCがクーデターを起こした場合、上のようにPCに叛乱参加を要請してきます。
 ただしPCが最高指導者だったり、要職に就任しており艦隊を率いていない場合などは、要請してきません。
 

 PCがクーデターを起こす場合、艦隊を率いている提督と星系防衛司令官に対して、クーデター参加を要請することが出来ます。
 クーデター参加者の中で艦隊を率いていてもっとも功績値の高いものが叛乱軍の盟主となります。この場合、クーデターの立案者であるPCに対しては、クー デター成功後に莫大な功績が与えられます。

 断られてもペナルティはないので、すべての提督と星系防衛司令官に参加を要請したほうがクーデター成功率が上がるでしょう。
 
 無血クーデターを目指す場合、すべての艦隊を首都に集めて、クーデターに応じない可能性のある提督の艦隊を解散させましょう。

 正規軍の側では、通常、クーデター開始時に最も功績の高いNPCが討伐司令官となります。
 プレイヤーが帝国宰相あるいは評議会議長でかつ艦隊を率いていない場合、最も階級の高い提督の中から討伐司令官を指名します。

 クーデター時に、クーデターに応じない艦隊がいた場合、内乱が発生します。
 内乱の終了条件は、
☆すべての星系が一方の陣営に制圧される
☆叛乱軍盟主、あるいは討伐軍総司令官の艦隊が全滅する
☆叛乱軍盟主、あるいは討伐軍総司令官が戦死する
 以上のどれかひとつを満たすと、内乱が終結します。この条件は、戦略ターンに戻ったときに判定されます。戦術ターンの間は、盟主や司令官が戦死しても続 きます。
 同時に複数の条件を満たして正規軍と叛乱軍が相討ちとなった場合、正規軍の勝利となります。

 内乱開始時の叛乱軍の領地は、叛乱軍集結星系と叛乱に応じた星系防衛司令官の赴任地です。
 内乱においては、補給孤立の問題は発生しません。補給線が断たれても、孤立した艦隊の士気には影響を与えません。
 叛乱軍は正規軍としか戦えません。他国への外征はできませんし、他国の艦隊とも戦えません。(他国艦隊に対しては惑星・要塞の自動防衛のみ可能)
 



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